今年の2月に、ラグタイムでドラマの撮影が行われました。
バカリズムさん原作・脚本・主演『架空OL日記』です。
仕事帰りのOLさん達が、洋食店で食事をするシ−ンということでお受けしました。
実際に放送されたラグタイムでの場面は10分程でしたが、撮影は夕方の早い時間からから夜遅くまで、まだ寒い中暖房も付けずに、ビックリする程沢山の方達によって行われました。
私達は、いつもお客様に料理したものを召し上がっていただくという仕事をしておりますが、それは本当に一瞬の出来事で、そこに辿り着くまでには食材を作ってくださる生産者の方から始まり、仕入れ、仕込み、準備、調理、そして片付け…と実に多くの方と関わり、時間と労力を費やしております。
ドラマと料理では全然別の畑ではありますが、その”一瞬にかける思い”には相通じるものを感じました。
さて、原作では、登場するお料理はミックスフライとチーズハンバーグだったそうです。プロデューサ−の方と事前の打ち合わせをさせていただいた時に、出来ればラグタイムのメニューに近いもので、とお願いしてみたところ聞き入れていただくことが出来、チ−ズハンバ−グ、ステ−キ丼、ハッシュドビーフに変更となりました。
原作を曲げるということは、決して本意では無かったと思いますが、柔軟に対応していただいたお陰で、私達も不安無くお仕事をさせていただくことができました。
お客様とご予約の打ち合わせをさせていただく際に、この経験も生かしてまいりたいと思います。
バカリズムさんは、新百合ヶ丘の映画学校(現 映画大学)の卒業生でいらっしゃるそうです。
『架空OL日記』の舞台は新百合ヶ丘ではありませんが、縁あってお手伝いさせていただいたことに感謝し、このドラマがたくさんの方の心を和ませてくれることと益々のご活躍を、新百合ケ丘よりお祈りしております!!