マスクがなかなか手に入リ難い状況の昨今、ネットで「ハンカチマスク」の作り方を見つけました。
元気だけれど手に入り難いのであれば、それに代わるものを手作りする、という工夫に敬意を表すると共に、何かとても心温まる思いがいたしました。
時間に追われている日々ではなかなか取り組むことの出来ない料理も、学校が休校となり、お子さん達が家にいる時間が長くなれば、勉強や読書の合間にじっくり時間をかけられる機会ではないかと考え、普段でしたら日の目を見ない脇役にスポットを当て、包丁と火が扱えれば、誰にでも出来る二つのレシピをご紹介いたします。
⚪︎ソテーオニオン
・鍋でニンニク少々と玉ねぎのスライスとバターを中火で炒めます。
・焦げる直前に超弱火にして30分程じっくり炒めます。
・日本酒を振り、更に超弱火でアメ色になる迄30分程炒め、火を止めてから醤油で味を
整えれば出来上がりです。
⚪︎ステ-キ丼のタレ
・みじん切りにした玉ねぎを、牛脂で30分程炒めます。
・玉ねぎと同量ほどの酒を入れ、煮切ってから酒の倍量ほどの醤油を加え、ひと煮立ち
すれば出来上がりです。
ラグタイムで創業当初からお出ししておりますステ-キ丼と言えば、ステ-キが勿論主役ではありますが、シンプルな食材と工程のこの二つは、ステ-キとご飯の全体の調和を司る、絶対的な縁の下の力持ち的存在です。
店では温かいご飯にソテーオニオンを敷いてステーキを載せ、タレをかけてから青葱と海苔を添えて召し上がっていただいておりますが、お好みの食材でもオリジナルの組み合わせをお愉しみいただけます。
尚、タレの玉ねぎを炒める際、ラグタイムでは牛脂を使用していますが、お好みの油でかまいません。
(ソテーオニオンの場合も同様です。)
料理をするひと時が、愉しい時間となりますように。