仕入れる和牛は最上の物を選んでおりますが、硬い部位や脂の多い部位などもあり、すべての部位を
お店でのコースで使用できるというわけではありません。
しかしこれらの部位は、もともと最上の和牛の一部ですので、挽いたり、茹でこぼしたり、煮込んだり
することで素晴らしい味わいを発揮してくれます。
これらを工夫を凝らして加工し、ご家族やお客様への手土産や、ご来店いただけない方に、ラグタイムの
味としてお届けしたい、との思いで随分前から少しずつ取り組んでまいりました。
これがこのコロナ禍で一気に脚光を浴びましたので、ラグタイムのもう一つの柱として、一年ほど前からは
真空パック機や超低温冷凍庫等を導入して、精度を高めながら製造しております。
出来上がったお惣菜を真空パックして空気を一切遮断し、低温で加熱殺菌後にマイナス60℃で冷凍する
という工程を踏むことで、ご家庭でも湯煎等をするだけで、かなり高いレベルで再現が出来るのではないかと考えております。
もともとは飲食店ですので生産ラインがあるわけでもありませんし、本業のかたわら上記工程を夫婦ふたりですべて手作業で行っています。
仕込みを始めてからお手元に届く迄長いお時間をいただいておりますが、一つひとつ心を込めてお作りしております。