うだるような暑さが続いておりますが、食欲が減退しがちなこの時期にパッと作れる丼ものをご紹介します。
賄いでも食しますし、場合によってはコースに組み込むこともあります。
(1)小間肉 100gは室温に戻しておきます。黒毛和牛である必要はありません。豚肉でも美味しいと思いますが、いずれにしても「ロース」「肩ロース」「バラ」等の脂の強い部位が適しています。
(2)今が旬の「胡瓜」80gを「冷やし中華」風に千切りにします。
(3)新ものが落ち着き出してきているものの、まだみずみずしさの残る「玉葱」70gを繊維に沿って、可能な限り薄くスライスして、軽く塩をしてから氷水にさらして辛味を抜いた上で、ザルに上げ水気を切ります。(辛味が気になるようなら絞ってもいいかもしれません。)
(4)丼にご飯を適量盛り、その上に玉葱をどっさりと盛りながら、急いでフライパンを火にかけます。
(5)熱したフライパンに脂を敷かずに小間肉を乗せ、焼色がついたら、きび砂糖5gを回しかけ、カラメル化させます。
(6)すかさず酒30ml、醤油10mlを振り入れ軽く煮たら玉葱の上に盛り付けます。
(7)丼の縁に沿って、青みを目立たせるように胡瓜を飾り、お好みで「いりごま」「紅生姜」「唐辛子」をあしらい完成です。
夏の厨房・台所は地獄のような暑さですが、これなら火の前に立つのは僅かな時間ですみます。
スタミナ系がお好みでしたら肉を焼く段階で「大蒜」を投入するのもありだと思いますし、その他のバリエーションも考えられそうです。
美味しくて栄養のあるものをしっかり食べて、睡眠も充分に摂る。
こうして免疫力を高めることが、一番の元気の源だと考えます。