食する牛が何を食しているか、というのは非常に重要な問題だと考えます。
一般的な黒毛和牛の飼料には、甘く、柔らかい肉質を目指すがゆえに、濃厚飼料と呼ばれる輸入の「デントコーン」という飼料用のトウモロコシが採用されています。
「A5」を獲得するには経済的合理性があり、かつ効率的な手法で、「A5」ランクが大量に量産されるようになった要因の一つでもあります。
一方里山牛は粗飼料、すなわち耕作放棄地の野草と自家製飼料(国産)のみで肥育されているので安心です。もちろん成長ホルモン剤等は一切使用しておりません。
輸入に頼っていないので、今般の円安のように為替等の国際情勢によって供給が左右される心配もなく、高額を投じて仕入れをしても国内にお金が循環する、という利点もあります。
実際に商い、味わうだけでなく、これらのことを広く発信していきたいと考えています。
お詫び
2024年ラグタイムオリジナルカレンダーの3・6月の日付の配置に誤りがありました。
この場をお借りしてお詫び申し上げます。